「小さな灯台プロジェクト」の「看取りのエピソード」のおすすめ
こちらでも何度かお伝えしていますが
私が理事をしている日本尊厳死協会で、
「小さな灯台プロジェクト」
というサイトを担当していて、
こちらのサイトの公開から早くも半年ほどが経ちます。
尊厳死協会には、
「尊厳死を希望する親の看取り」を果たされたご遺族から、
毎年600通を超える「ご遺族アンケート」が送られてきます。
そのなかから、
看取りの体験談やご遺族としての思いが語られている箇所をピックアップして、
「小さな灯台プロジェクト」のサイトでご紹介しています。
それが、
「看取りのエピソード」です。
リビング・ウイルとは、尊厳死の意思表明です。
いつかくるときに備えて、
まだ意識がはっきりしているうちに、
「自分の最期は延命せず、尊厳死させて欲しい」
と、意思表明する人々の覚悟です。
私は
「看取りのエピソード」を読むたびに、
自分の大切な人々が、
後悔や迷いにさらされないようにと尊厳死を宣言する様子や、
苦悩しながらもそれを果たそうするご家族の思いに心打たれます。
その配慮の仕方とは、
それこそ人の数だけあって多様なんだな、
と気づかされます。
「尊厳死を希望する親の看取り」を果たされたご遺族の「看取りのエピソード」には
「哀しいけれど誇らしい」「これで良かったのだ」という安堵感と幸福感、
そして感謝の言葉に多く出会います。
人生に一度きりの「親を看取る」という体験を、
こんな風に味わえたらいいなと、感動してしまいます。
育児は苦しいけれど楽しい。
「苦・楽しい幸福感はかけがえがない喜びよ」と、
よく以前していた育児相談の仕事では話してきました。
死別は哀しいけれど誇らしい。
幸福な達成感すら感じ取れる関係性もあるのだと、
尊厳死協会の「看取りのエピソード」は読む人それぞれに、
それなりの安心感を伝えてくれるように思います。
いつかはあること。
そんな一度きりの人生経験を、
できることなら「哀しいけれど幸福」なものにできるかもしれない。
こうした情報をあらかじめ知っておくことで、
心の準備としてお役に立てるかもしれない。
ここに、普通の人々の、事実としてのこんな体験談がありますよ。と。
私が、小さな灯台プロジェクトを立ち上げ、更新を続けているのは、
ご遺族アンケートを寄せて下さった皆様の思いを、
もっと社会に届け、還元したい、
それがまた誰かを勇気づける「エンパワーメント」だと信じているからです。
「小さな灯台プロジェクト」の「看取りのエピソード」 お勧めです!!
ぜひご覧になってみてください。
「小さな灯台プロジェクト」は以下のリンクからアクセスできます。
ぜひ「看取りのエピソード」を読んで感想をお聞かせください。
追伸
「小さな灯台プロジェクト」のご案内として、
名刺大のカードをつくりました。
あわせてご覧ください。
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