top of page
検索
近藤和子

平穏死のすすめ


2013年に出版されてから、

反響冷めやらずの図書を紹介します。

「平穏死のすすめ」(石飛幸三著,講談社,2013)です。

51TbFXZB9rL.jpg

著者の主張をご紹介しながら、

現在特別養護老人ホームでの自然な看取りを可能にするには

何が必要かを整理してみました。

読後感と超ダイジェストな要点は次のとうりです。

穏やかな最期を迎えるには【5つの覚悟が求められている】

高齢者自身の覚悟・家族の覚悟・医療者の覚悟・介護関係職員の覚悟・社会の覚悟

●高齢者自身が自分の死を自分で看取る覚悟

自分がどのように死にたいかを“自己選択”することができること、

しておくことがより良い生の充実を果たすのだという認識の醸成が必要。

●主たる介護者となった家族の誰かが、

高齢者の意思(遺志)を果たすという覚悟が必要。

家族である後見人としての判断、決断を他人任せ(医療者や介護者)にしない覚悟。

協力を仰ぎながら、幸福な選択をする判断、選択をサポートして欲しいと希望し続けることが大切。

以上、

「平穏死のすすめ」から一部抜粋・整理してご紹介しました。

もう少し、多めのダイジェストをご希望の方はこちらの資料もどうぞ。

ダイジェストした本資料を石飛先生への賛同と応援のメッセージとともに、

「このような理解でよろしいでしょうか?

そして、私が講義、その他でこのような視点

でご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?」

とお手紙して、

「どうぞ」

と、ご了解のお返事をいただいたものです。

ご希望の方のお役にたてたら幸いです。

★ ターミネーター(terminator)とは「終結させる者」という意味で解釈しています。

特養の職員はターミネーターとして、人の最期を安らかに終わらせる役割があり、それは特別養護老人ホームの大切な使命でもあります。と、同時に在宅であれ、希望の土地や施設であれ、その人の最期を引き受ける看取り人は全て、ターミネーターだといえるでしょう。


閲覧数:29回0件のコメント
bottom of page