「願わくは花の下にて春死なん その如月の望月の頃」
西行法師の有名な短歌です。 「望月」とは「満月」の意味で「如月の望月」は旧暦の2月15日です。
今の暦では3月の後半にあたりますからちょうど桜の見ごろとなる時期でしょう。
ちなみに2月15日はお釈迦さまが入滅された日です。
つまりこの歌は
「できることなら(お釈迦さまの亡くなられた)2月の満月の頃に、桜の下で逝きたい」
と解釈できます。
美しい花の情景がまず目に浮かびますが、同時に、
西行の生きざまや死生観、信仰の強さも交錯する、
シンプルでありながら胸を打つ名歌だと思います。
果たして、西行さんのこの想いはかなったのでしょうか?
ところで、花といえば、
いつも実践報告会にご参加、ご協力くださっている黒河内大輔さんの
「フラワリングセレモニー」です。
お花による葬儀の素晴らしさを、
この場をかりてあらためてご紹介したいと思います。 【株式会社青葉台フローリスト フラワリングセレモニー へのリンク】 https://aobadai-funeral.com/ 心に残るお別れを、
花の美しさと温かさで包み込む「フラワリングセレモニー」は、
大切な人を送る際に花の演出を提供してくれるものです。
フラワリングセレモニーの魅力
私が特に素晴らしいと思うのが、ご要望に合わせた特別な祭壇をデザインし、花のお客様の想いを花の力で具現化する独自性です。
これは親身なヒアリング力はもちろんのこと、花の種類や形状、色味などを丁寧に調整する技術がしっかりしているからこそ可能になるものです。
葬儀プランも柔軟かつ多様で、一日葬プランや家族葬プランなど、様々なスタイルに対応しておられます。そのプランに至る相談のプロセスがそのまま、ご遺族のグリーフケアにかなった接遇になっています。 ご葬儀のあともお電話でフォローし、気にかけ、必要に応じて訪問されているという丁寧さにも感心しています。こまやかなコミュニケーションを通して、お客様の心に寄り添った祭壇を作り上げる姿勢が素晴らしいですよね。大切な人とのお別れが、花々の美と温かさで包まれることで、より意義深いものになるに違いありません。 私はフラワリングセレモニーが提供する花の演出による葬儀を、より多くの方に知っていただきたいと思っています。
近年では宗教や文化から離れ、個人の価値観やライフスタイル、個人が生前に抱いていた思いや、人生の哲学に基づいた葬儀が増えています。
葬儀は、私たちが生きる中で避けて通れない人生の一部です。葬儀がどのような形をとるかは、個人ごとにそれぞれの信念や価値観に基づいて、尊重されるべき選択です。
そうした選択を可能にするのは、もちろん当事者の気持ちですが、それだけでは出発点でしかありません。やはり思いや希望を理解し、協力してくれる人の手が不可欠です。
ホスピタリティ溢れるサービスと出会っておくこと、知っておくことが、これからの皆様の人生の支えになると信じています。葬儀関連サービスもまた例外ではありません。
参考になれば幸いです。
みんなのMITORI研究会 代表 近藤和子
追伸:西行さんの想いはかなった?
冒頭にご紹介した歌で「お釈迦様と同じ日に生涯を閉じたい」と詠んだ西行さんですが、実際はどうだったのでしょうか?
西行さんは、文治6年 (1190年) 2月16日 (釈迦入滅の翌日!) に73歳で亡くなられたとされています。つまり、ほぼこの歌のとおりになったといえるかもしれません。
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