近藤和子です。
何度かお伝えしていますが今年の3月から、
公益財団法人日本尊厳死協会の理事として、
ご遺族から頂戴しているアンケートの分析を活かすための
研究プロジェクトの責任者をしています。
このプロジェクトは
「人生の最終段階における意思決定支援」というもので、
日本尊厳死協会が長年蓄積してきた「ご遺族アンケート」7000件以上のデーターの蓄積が土台になっています。
これにより、
2020年アンケート配布数1036名分(回収数645名 有効回答率65%)
の分析結果がまとまりました。
プロジェクトメンバーのおひとりである、
東京医療保健大学東が丘看護学部/大学院保健学研究科 教授 中島美津子さんに
まとめていただいた報告書を、
みんなのMITORI研究会の皆様にも公開致します。
協会のリビング・ウイルの理念に賛同してくださる医師を、
私たちは「リビング・ウイル受容協力医師」と呼んでいるのですが、
このご遺族アンケートの分析からは、
リビング・ウイル受容協力医師と出会えたご遺族の、
看取りの満足度の高さが感じられます。
そしてこの研究プロジェクト自体が、
患者中心の医療や看護を提供するリビング・ウイル受容協力医師の、
さらなる普及啓発につながると考えています。
ご遺族アンケートは、
これまでの協会活動が会員様たちから、
どれほど感謝されてきたかの自信の源です。
ぜひ私たちが自らの終末期を、
自らの意思で決めていけるという、
リビング・ウイルの重要性と効果を、
多くの方に知っていただきたいです。
こうしたデータの集積をうまくつかい、
終末期の意思決定支援に繋げられるようなツールに仕上げていきたいと願っています。
そこで特に、
多様な職種からなるみんなのMITORI研究会のブログ、メルマガの読者の皆様からも、
貴重なご意見をいただきたいと思っています。
次回アンケートのご案内もしたいと考えていますので、
その際は是非、ご協力いただければ助かります。
いただけた結果をもとに、
この研究活動を更にブラッシュアップしていきたいです。
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