「亀戸マザーリングの会」の
ニュースレター400号達成記念、
グループ活動37周年記念の集いを、
2020年2月12日に祝いました。
当日参加者のご感想を紹介します。
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「子育てから始まった会も400回を迎え、
介護や看取りを考える会になりました。
昨日お話を伺って介護したり誰かを看取ったりするだけではなく、
自分の最期をどう迎えるか考えておく必要があると知りました。
まだまだ先のことと思わず、
これからいろんなことを見聞きし、
自分なりの答えを見つけたいと思いました。」
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(参加者のご感想より)
この、
「亀戸マザーリングの会」というのは、
私が1980年に、
「育児を語ろうママさん講座」
という呼びかけで、
東京都亀戸の地域紙に呼び掛けを掲載してもらい、
1年間毎週1回の連続講座=マザーリングセミナーを、
実施したのがスタートのきっかけでした。
そのセミナー修了生の有志が集い、
「亀戸マザーリングの会」
と言う名前でグループを、
ずっと継続していてくださったのです。
いわば、
育児する女性たちどうしの
セルフヘルプグループです。
当時、
新生児を育児中だった若いママたちも、
今では全員が還暦を過ぎ、
ご両親の介護から開放されて
おひとり様になったメンバーも数人おられます。
セルフヘルプグループ
=同じテーマを共感できる仲間たちによる仲間どうしの支え合い
(ピアカウンセリング)が主な活動です。
セルフヘルプグループの種類と作り方は、
地域保健・精神保健分野の様々なガイドブックがありますので、
参考になさってください。
具体的に挙げることはしませんが、
ほんとうにたくさんの情報が提供されていますよ。
さて「亀戸マザーリングの会」は、
発足当初は20数名のメンバーから始まり、
今は10数名のメンバーと少なくはなりましたが
出入り自由の会費制でゆるやかに繋がり続けてきました。
ニュースレター等の連絡網や会場の手配など、
交代制で維持してきています。
なによりも、核となった数名の、
たゆみない謙虚な努力の賜物であることを、
まず賞賛したいと思います。
毎月1回のおしゃべり会を継続して、
今年、何と37周年(!)を迎え、
毎月の近況のお知らせを、
当番制で途切れることなく出し続けてきた、
ニュースレターは、400号に達しました。
定期的にお茶呑み話をする
(それを私たちは知的井戸端会議と名付けてきました。)
ただ、それだけです。
ゆるく、けれど、途絶えることなく
(これが大事、主婦力の素晴らしさは、この粘り強さです。)
毎月、1回、誰かがお休みすると、
どうしたのかな?
と気遣うけれど深入りはせず。
営々と、
定期的なお茶呑み話会は続けられるなかで、
イザという時には、必ず、助けてくれる仲間という絆意識は、
脈々と流れ続けてきました。
スタート当初の、
赤ちゃんが、食べない・飲まない、寝ない、
夫婦ゲンカの話題から、
職場の転勤、子どもたちの進学、就職、結婚へと発展変化。
今では住居地域も家族事情もバラバラ、
おひとり様になった方も数人。
どのライフステージでも、
苦労も悲哀も分かち合い、知り合ってきた。
ただ、知り合うだけの関係だったけど、
それぞれが経験と想いを語り合うことで、
人生にはそんなことも起こるのね・・・と驚き、
共感しあい、互いが生き方モデルになり合ってきました。
400回を迎えた2020年2月12日、
私もお声がけいただいてうかがうと、
今回のテーマはズバリ!看取り。
ご両親、舅、姑の看取り体験を、
それぞれが話してくださいました。
そして、
メンバーのそれぞれが、
なんとなく言葉にされたのが、
「これからは、自分の命の終い方を、屈託なく話せる場にしていこうね。」
「そして、この集まりの日こそは愉しもうね。」
顔を合わせること、
お茶飲み話をできることを、
いとおしみながら、
500回達成を目指してつづけようねという目標を、
確認しあいました。
気の合う人どうしの、
気になる共通テーマでつくる「セルフヘルプグループ」は
いつでも、どこでも、誰にでもつくれます。
「看取りあう」ことを意識しあった、
ゆるやかで、あたたかな関係づくりを、
今、私は定期的な「あかるい読書会」という呼びかけで、
つくろうと試みています。
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