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執筆者の写真近藤和子

ルーティンのすすめ



感染症予防のため、 非常事態宣言が5月いっぱいまで延長されました。 実は、 人は閉じ込められると病気になりやすいものです。 (拘禁反応とか拘禁症候群などと呼ばれています。) また、 隔絶された環境と、感染するかもしれないとか、 したらどうしようという不安が重なると、 強いストレスになります。 会社や学校という「これまでの日常」から離されてしまったので、 あたらしい習慣に適応するむずかしさなのかもしれません。 これが長引くと、ノイローゼやうつなど、 さまざまな心身の健康に影響してきます。 こういうときこそ、 ①情報に振り回されず、日常の生活を大切にする ②規則正しい生活(睡眠・食事・運動)をする ③なにか夢中になれるものを見つける ことを心がけましょう。 その意味でも、最近の私の発見は、 家事がもっとも身近な日常だということです。 思い返せば私の母がよく、、 「仕事には必ず終わりがある。 でも家事は一生もの。 だからどんな時にも、 家事の愉しみを手放さないこと。」 といっていました。


母が生きたのは明治、大正、昭和初期ですから、 多くの病気が今より治療が難しかったことでしょう。 当然、戦争もありました。 厳しい嫁姑との葛藤、 地域・家族間の軋轢などの話もよく聞きました。 そんな時代を駆け抜けた母も、 日々営々と繰り返される家事や針仕事の中に、 小さな達成感と希望を積み重ねて、 我知らずストレスマネジメントしていたのかもしれません。 「家事の愉しみを知る人は生涯の人生の支えを得る。」 なんですね。 ステイ・ホームの日々に、 あらためて母の口癖が身に沁みます。



それと、読書していたらこんな言葉もみつけたのでシェアします。

【時間の積極的な使い方】 働く時間をとれ-それは成功への代価である。 考える時間をとれ-それは力の源である。 遊ぶ時間をとれ-それは常に若くあることの秘訣である。 人と親しむ時間をとれ-それは幸福への道である。 夢をみる時間をとれ-それはあなたの荷車を星につなぐことである。 愛し愛される時間をとれ-それは贖われた者の特権である。 まわりを見回す時間をとれ-自己中心的に生きるには1日はあまりにも短すぎる。 笑う時間をとれ-それは魂の音楽である。 神のために時間をとれ-それは人生にとって唯一の永遠の投資である。 一度にたくさんの事を手がけるより一度にひとつずつするようにしたほうが物事はより早く達成できる。 「時間の積極的な使い方」(エドワードRデイトン,いのちのことば社,1980,P215)より引用 すべての人に当てはまるアドバイスではないかもしれませんが、 参考になさってみてください。 日々の家事を愉しむことで、

心のケアになりますように。

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