非常事態宣言下の連休となりましたが、 皆様いかがおすごしですか? フリーランスの私にとっては、 普段と変わらない部分も多かったおかげで、 比較的早くあたらしいルーティンになじめました。 早寝・早起き・三食料理でおいしく栄養をとり、 家事・裁縫・曲の練習で運動を維持して、 1日5000~1万歩のウォーキングにて筋力低下予防、 うがい、手洗い、口腔ケア、 マスクにアルコール消毒で、感染を徹底的に予防して、 健康を維持しながら、 イザ!という時にお役に立てる心身でいるための備えの日々です。 昨日、 ウォーキング中の川べりで、 地域女性センターのカウンセラーをしている友人に ばったり会いました。 家庭内暴力、こどもへの虐待などの課題に 真正面から取り組んでいる彼女ですが、 ここへきて、忙しさが増しているというのです。 ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を とりながらの数分間の立ち話では、 お互いの重圧感を聴きあう余裕はありませんでした。 そのとき私は、 「ちょうど、良いお知らせがあるの、 今どきのZOOMでのフォーラムなんだけどね。 私も初めてのZOOMってやつを試してみようと、 今日申し込みをしたばかりよ。 あとで、メールで送るね。」 と伝えるのがやっと。 そのお知らせを彼女へ送信するので、 皆様にもお伝えします。 私がいつもお世話になっている、 東京大学大学院医学系研究科家族看護学分野 http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/fn (上別府圭子教授)家族看護学教室からの、 無料オンラインセミナーへのご案内です。 ちなみに「家族看護学教室」とは、 1992年、東京大学健康科学・看護学科と共に誕生した、 家族看護学の教育を行う大学の教室としては、 日本で一番、歴史のある教室です。 私も、 家族看護学を学ぶために カナダカルガリー大学看護学部主催ファミリーナーシングユニットイクスターンシップを 平成 9年(1997年)に受講しました。 その講座の卒業生が世界中にいます。 それに私は、 東京大学医学部家族看護学教室客員講師をさせていただいた時期があり(1998年~20015年)、 家族看護学教室の研究分野を、 もっと世の中に広めたいと思っているひとりです。 家族看護学は、 まだまだ一般的にはなじみのない言葉かもしれませんが、 患者を「個人」としてだけでなく、 その家族をも含めてとらえることで、 様々なニーズをみつけ、 幅広い研究テーマとつなげる学問です。 上別府教授も、 「領域横断的な看護実践に寄与する」 と述べておられるとうり、 たとえば産後鬱、産後ケア、小児がんにまつわる子どものQOL、 子供の緩和ケア、家族のレジリエンス、ワークライフインテグレーション などなど、幅広い研究活動が広がります。 介護・医療・施設・訪問看護関係職はもちろん、 どなたにも参考になる情報です。 新しい、 ZOOMというメディアの活用という興味からでも、 ご参加いただけると嬉しいです。 (以下、案内文) 第7回東大家族ケアフォーラム 「高齢者虐待が起きている家族を理解する~DVと児童虐待とのつながり」のご案内 東大家族ケア研究会では、 高齢者虐待の視点から家族内で起こる暴力の連鎖や多重発生が起きている家族を 理解することを目的に、 下記の要領でセミナーを開催します。 ノルウェーの第一人者のお話を伺い、 家族内で起こる暴力について学ぶ貴重な機会であり、 またオンライン開催ですので、 ご都合の合う方は是非お申し込みの上、 ご参加ください。 【テーマ】「高齢者虐待が起きている家族を理解する~DVと児童虐待とのつながり」 【日時】令和2年5月18日(月) 15時00分から17時30分 【方法】Zoomによるオンライン開催(ZoomのURLは申し込み後にお伝えいたします) 【内容】 講演1:「家族と施設の中で起きる高齢者虐待とネグレクト」(通訳あり) 講師:Wenche Karin Malmedal(Norwegian University of Science and Technology) 講演2:「日本の高齢者虐待の特徴と家族における複合的な問題」(ビデオレクチャー) 講師:岸 恵美子(東邦大学) 座長:上別府 圭子、キタ 幸子(東京大学) 【定員】50名程度 【会費】無料 【申込方法】下記のURLまたはチラシ
内のQRコードからお申し込みください。
https://forms.gle/ukZB1RpVHst5vtSf6
東大家族ケア研究会 代表 東京大学大学院医学系研究科
家族看護学分野 教授 上別府 圭子
Comments