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執筆者の写真近藤和子

第9回 みんなのMITORI研究会主催 実績報告会開催のお知らせ



謹賀新年


2024年が始まりましたが、

元旦に発生した能登半島地震を始めとする災害の影響で、

「おめでとうございます」とはなかなか言えない年明けとなりました。


皆様はいかがお過ごしでしょうか?

近藤和子です。


今年も私は、

「看取りのドゥーラ」「リビング・ウイル」の啓発活動を、

マザーリング・マインドに基づいて展開していきたいと考えています。



私にとってこれは、恩師であり小児科医師である、

小林 登 先生から託された使命だと思っているものであり、

「育児する母親の安心・安全の拠り所」を提供する、

ソーシャル・サポートの総合的な活動です。



こうした理念の表現には難しさもありますが、

つい先日、ある記事の中にとても良い例を見つけました。


「読売新聞オンライン」のコラム『安心コンパス』に掲載されていた、

堀田力さんの取材記事です。



この記事のなかで、

堀田さんが脳梗塞になりながら感じた、

寂しさや不安が紹介されています。


そして、彼が体験した心細さや不安の中で、

「身近に頼りになる存在がいることの大切さ」

を痛感したことが表現されています。



一部引用します。

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「とにかく、想像したことのない寂しさ、心もとなさなんですよ。自分でも驚くほど、弱くて、頼りなくて、心細くなることを、骨の髄まで実感しました。


特に倒れてからの3か月ぐらいは本当に心細くて……。自分では何もできない。起き上がるのも難しいし、最初の頃はトイレにも行けない状況でしたから。妻の姿が見えないと不安で、心細くて


1、2歳の頃の子どもの心情を80代になって自ら体験して感じたのは、心細い時や困った時には、身近に信頼できる誰かがいてくれることがまず絶対、大事。


そして、身近にいるといっても、ただいるだけではだめで、子どもが自分で考えたり、失敗してもやり直したりできるような環境を作ってあげることも大切だということです。」

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(引用終わり。)


【この記事の出典情報について】

媒体名:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/

コラム名:「安心コンパス」ロッキード事件の“カミソリ検事”、堀田力さんが脳梗塞になって初めてわかったこと(2023/09/28)

筆者名:編集委員 猪熊律子(いのくま・りつこ)氏

(こちらのWebコラム「安心コンパス」には、少子高齢化等を軸に興味深いテーマの記事が多数載っています。ぜひ一度ご覧ください。)


まさに、

ここで言われているような「信頼できる誰か」として存在し、役割を果たす人こそ、

私が言い続けているところの「マザーリング・マザー」であり「ドゥ―ラ」です。



出産育児の時は「マザーリング・マザー」または「育児のドゥーラ」、

看取りの時は「看取りのドゥーラ」です。

心細い時や困った時には、

「身近に信頼できる誰かがいてくれること」が大事なのです。



そして身近にいるといっても、ただいるだけではだめで(記事にあるように)、

まるで「子どもが自分で考えたり、失敗してもやり直したりできるような環境を作ってあげられる人」であることが必要です。


こうした存在は、

本来は資格や専門家や報酬が必要なものではなく、

人間が自然に求め、提供し合える素朴な関係性だと思います。


ただ現代ではそれを、

意識的に有償ボラティアのような「形」を調えることや、

学習・実践の「場の提供」が必要になっているのではないか?

というのが、私の「投げかけ」です。


長年、

私はこの考えをかたちにする具体的な方法を模索してきましたが、

次回の「看取りのドウーラ実践報告会」では、

基調講演に東京大学教授の秋下雅弘先生をお迎えし、

ACP(Advance Care Planning)などのテーマを包括的に理解いただけるよう工夫します。


さらに看取りのドゥーラの果たせる役割に焦点を当て、

実践事例を共有できる場にしたいと考えています。


是非この機会に、

2024年2月3日(土)の実践報告会への参加をお申し込みください。


■申込フォーム



■日時等詳細案内ページ


看取り新時代 第9回実践報告会 開催案内

2024年2月3日(土)/参加費5000円/定員40名

会場最寄り駅​= 地下鉄 本郷三丁⽬駅



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