2019年12月25日のクリスマスの日、
テレビを観ていたら、
まるで、サンタさんのプレゼントのような、
嬉しいニュースが聞こえてきました。
NHKの夕方の放送
(2019/12/25 NHK総合 【首都圏ネットワーク】)で、
東京都文京区で看護師の後閑愛美さんによる、
「看取りについて語る会」が紹介されていたのです。
この会を開いた看護師・後閑愛美さんは、
「死をタブー視せずに家族も含め自由に話すことが、
よりよい看取りにつながる」
と話していました。
この言葉に、私もとても共感しました。
みんなのMITORI研究会の、
「看取りのドゥーラ ワークショップ」も、
目指すところはほぼ同じです。
看取りについて語る会でも、
「看取りの経験や悩みを自由に話すことで、
看取りを振り返ったり
今後の看取り方の参考にしてもらったりするのが狙い」
とありましたが、
「話す」ことによる癒しの力は、
カウンセリング学の研究でも、
臨床家たちの体験的からも、あきらかです。
本当に素晴らしい活動だと思いました。
より良い看取りをするために語り合いはかかせませんよね。
きっと、
全国の病院臨床で看取りを体験しているナースも、
介護施設で、訪問看護として在宅訪問している看護師も、
看取り看護で得た体験を世の中に知らせたい、
この経験を役立てたい、
と思っているのではないでしょうか?
そして、
「看取りについて語る会」はそうした思いを実践する、
ひとつのモデルケースなのだと思います。
語り合いの場があれば、
語ることでみえてくることもありますし、
認識が深まるし、
サポートしあうこともできるかもしれません。
私の、
みんなのMITORI研究会も、
看取りのドゥーラ・ワークショップも
全国各地の看護師たちが、それぞれに工夫を凝らして実践している
数多くの活動の中の一つにすぎません。
けっして儲かる活動ではありませんが、
損得ですることではないのです。
まるで「炭鉱のカナリア」のように、
世の中で大切なこと、それでいて気づかれにくいことを、
まっさきにお知らせするアラームの役割なのかもしれません。
死をタブーにしない生き方、
死をタブーにしない介護や看護の在り方が
少しでもひろまることを願っています。
来年、2020年1月24日からはじまる、
是非、お越しください!
Commentaires