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執筆者の写真近藤和子

2021年も残りわずか 年末のご挨拶


こんにちは。

近藤和子です。



コロナパンデミックにより2年間休演されていた、

NHK交響楽団による「第9」コンサートが、

今年は演奏されたそうです。



観客のお一人の女性が、

ニュース番組のインタビューに

「音楽は余計なものではなく、人間にとって必須のものだ」

と言っていました。



この言葉に共感します。

私も、たとえば「みんなのMITORI研究会」のイベントなどでは、

花を欠かしたことがありません。



みんなのMITORI研究会は

2015年に“看取り新時代“をテーマに、

在宅医療の勉強会を東大の伊藤謝恩ホールで、

全六回の連続講座にして実施したのが出発点でした。



この連続講座のときも、

会場に大きな花のアレンジを飾ることを決め、

有志によるご寄付と、青葉台フローリスト(https://aobadai-fring.com/)さんのサポートで実現することができました。



採算や効率といったビジネス目線で考えると、

音楽や花などは「なくても良いもの」として省かれることも多いですが、

人間性や気持ちの喪失は、寂しいものです。



花も音楽も香りも触れ合いも、

私たちの五感に心地よいもの。



「コスト」だからといって減らすのではなく、

本来はアートこそが「必須のもの」であって、

そのためにマネジメントの工夫をこらすべきではないでしょうか?



昨年に引き続き今年も、

おおきなイベントは開催できませんでしたが、

個人的にはできる限り、

看取りのテーマに奮闘している看護職などと直接言葉を交わすべく、

花束を持参して対面の機会をつくってきました。



病院、学校、老人施設、ホスピス、

さまざまな現場で働く仲間のお一人お一人の、

今年一年間のご苦労話を聴きながら、



いつもながらこうした現場の声を何かの企画に活かし、

広く世の中に届けたいという思いを一層強くしました。



コロナ禍ですぎた2021年とも、

いよいよ、さようならです。

また新しい年にお会いしましょう!






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