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5月の講演会について感謝を込めて

近藤和子

2017年5月20日に開催する講演会、

こんなに真面目なテーマにもかかわらず、 はやくも70名あまりのご予約をいただけました。

ご興味を持っていただいた方、 早速に参加をご予約いただいた方へ、 感謝の気持ちでいっぱいです。

思えば35年継続してきた私の「マザーリング」という仕事のテーマは、 いわゆる儲けとは無縁の、 地味で真面目な領域でした。

私はただ 「母親」と「看護」というものがもつ優しいマインドを、 病院の中だけではなく、病院の外の社会にも大きく広げたい、 そしてその真価を問い続けたい人間のひとりなのです。

さらに病院内と病院の外の世界との 「懸け橋」になりたいと思ったのです。

いまその架け橋の役割は、時代の変遷もあいまって、 女性の妊娠・出産・育児の中に、 がんの告知やインフォームドコンセントの中に、 そして介護や在宅医療や看取りなどのケアの中にも、 必要度がどんどん増してきているなとも感じます。

幸い、”マザーリング”の提唱者である小林登先生(東大病院小児科名誉教授)の薫陶のもと、先生の理論を地域社会に根差していくためのヘルスプロモーション活動から始まった≪看護の社会化≫活動は、多くの恩師・看護の先輩諸氏の指導やサポートに恵まれました。

とはいえ、

私の活動は、働き方の先行モデルがないという意味では孤独な活動です。

孤独を信念に代えて活動を継続できたのは、ひとえに、夫と家族の理解という支えがあったおかげです。

信じて活動していると、 ちょうどこの講演の参加者のような方々により、 共感の輪がつくられていきます。

そして結果的に少しずつですが、 社会も良い方向に変わっていきます。

今、社会がすぐにでも気づいて変わらないといけないテーマは、 やはり、2025年問題です。

多死の時代に備えること。

誰もが在宅医療やリビングウイルなどの意思表示に、 そしてその先の看取りに、 より関心を寄せる時代になるでしょう。

看取りに寄り添う思いは看護のマインドにも近いですし、 看護が看取りに果たす役割は幅広く可能性に満ちているという事実も、 世の中に投げかけていきながら、

この役割を果たしてみたいと思います。

共感して下さる方々とのつながりの中で、 私はこの情報を丁寧に伝えていける、 一人のナースでありたいと願っています。

参加を申し込んでくださった皆様、 ありがとうございます。

まだ、残席が30名ほどあります。

「老いて死ぬ・・・」とは 耳に心地良いフレーズとは言えないかもしれませんが、 2025年問題の課題の一つに、どうぞ、 見て、聴いて、考えてみる素朴な集まりに ご参加いただけたら嬉しいです。

お待ちしています。

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