2020年1月より、 看取りのドゥーラのワークショップをスタートさせます。 「最期の時に、一人でもそばに居てくれる人が欲しい」
そんな思いから、 「看取りのドゥーラ」の必要を【訪問看護と介護】(医学書院)に寄稿し、 「みんなのMITORI研究会」を立ち上げたのは2015年のことでした。 少し振り返ると、 東京大学の伊藤ホール(伊藤国際学術研究センター)で、 「看取り新時代」と称して、 在宅医療・在宅看取りを視野に連続講座を6回開催しました。 その後は、 「あかるい読書会を」2年間、看取りカフェを1年間継続し、 その間にそれぞれの施設や病院での仲間の看取り体験をヒアリングしてきました。 参考までに日経メディカルAナーシングもご覧いただければ幸いです。 「看取りのドゥーラ」 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/anursing/report/201811/558503.html?pr=1 今年は、個人的にも、 身内の看取りを経験しながら、 この10月にはシアトルで、 訪問チャプレンとして活躍する友人の実践も見聞きしてきました。 そして改めて、 看取りは、百人百様であること、 その場所は病院、施設、自宅、どこでもあり得ること、 そんなあたりまえのことを再認識させられます。 特に「言葉」の重要性に気づかされました。 苦しい時も、 自分の思いを自分のなかで適切に言葉にできていれば、 対処法もみえやすくなります。 他者との関係でも、 コミュニケーションが円滑であるかどうかが、 看取りの周辺でおきる出来事を、 喜びにも苦痛にも変えてしまう場面が多かったからです。 言葉にする(言語化する、話す。)ことは、 普段思っている以上に重要だという想いが、 強くなりました。 いつも思うことですが、 専門家の講義を聴くことももちろん大事であると同時に、 職業や専門を問わずだれもが、その不安な気持ち、 後悔や迷い、あるいは、達成感のようなものも、 実感や体験として言葉にするプロセスを大事にしたいものです。 そこで今回企画したのが、、 「看取りのドゥーラワークショップ」
です。 そもそも看取りのドゥーラとはどのような存在で、 そのスキルはどんなことに役立つのか? 大切な人を看取るとき、 ドゥーラとしてなにがしてあげられるのか? そういった理念を確認しながら、 集まった人同士で意見交換(言語化)していきたいと思います。 きっと、さまざまな人の看取り体験が語られることでしょう。 過去の経験でも、将来の準備でも、
現在の看取りに生かしたいということでも、 いずれの場合でも貴重なヒントが得られる場になると思います。 参加者の体験、想いを聴きあうワークショップを、 2020年1月からスタートしたいと思います。 スケジュール等の詳細は、 ホームページをご覧ください。